sara (79)

東京都世田谷区は、多摩川の北側にある地域であり、武蔵野台地と国分寺崖線が複雑な地形を織り成していることで有名です。かつての多摩川が武蔵野台地を切り裂くように流れて形成された国分寺崖線によって、世田谷区内には急峻な坂道が多数あるのが特徴です。武蔵野台地の段丘崖では豊富な湧き水があり、豊かな生態系も育んできました。

かつては武蔵国に属する地域で、多摩郡と荏原郡に分かれていました。律令制が確立する以前から人が住んでいたようで、世田谷区内では縄文時代の古墳も多数発見されています。

東京都の23区内では最も西側に位置するため、自然に恵まれているだけでなく、地盤がよいということもあって宅地開発が活発に行われてきました。現在の世田谷区の人口は約90万人を数えるまでに成長し、東京都の23区では最も多い数になりました。

爆発的な人口増加によって、住宅が密集しすぎて防災上の問題ともなる事態が発生しています。世田谷区は地盤は良好であっても、火災に対しては弱点があるため、発生が懸念される南関東直下地震への備えが急がれています。

世田谷区は都内では内陸に位置するため、夏の暑さが特に厳しくなっています。都市型の集中豪雨も発生しやすくなっているのが最近の気候の特徴です。